アリス=紗良・オット ピアノ・リサイタル 2015 視聴記 2015 5/16 所沢ミューズ アークホール
いざ、所沢!!約15年振り!
pcxに乗って、とことこと、所沢へ、1時間と10分。
・・・近いもんです。天気が心配でしたが、ポツポツあったけど問題なし。
冬は、平均燃費42キロまで落ち込んだpcxでしたが、今日は
50.1kmでした。真冬と8kmも違います。
いつも通り、朝からなにも食べないでいたので、ミューズ近くで、ラーメンでも
と思っておりましたが、大失敗。
官公庁はどっさりあるのに、お店が全く無い!
お役人の胃袋は、奥さんが握っているってことか?
駅の京樽で巻き寿司を買って駅前公園のベンチで食事。
駅前1分でこんな光景!!
素晴らしい!
前日に前のりして、テント張ろうかと思いました!
開場14:30
並んで入場。CD売り場には、仰山の人だかり。
特に、CD購入者のみのサイン会とは謳ってないので、なぜにこんな、人がって感じ!!
ホールに入ると、木の雰囲気が伝わる、大きすぎず、小さくもなく、
ちょうどいい感じのホールでした。
音響は、わからないけれども、この大きさならば、オーケストラは問題なし、
リサイタルでもあまりに遠い席でなければ、安心だろうと感じました。
もしかすると、プロオケだと、フルパワー出した時に、がなりすぎるかなと思いました。
いい雰囲気の客席。
ひとつ、あくまで個人的に、文句を言わせてもらうならば、
天井が、壁むき出しで真っ白だったこと。が、残念といえば残念。
でも、聴いてる時は関係ないからね!
プログラムで、テンペストから始まるところがびっくりしました。
さぁ、15時です。非常灯も消えていい雰囲気。
真っ白なロングドレスで、さっそうと紗良ちゃん登場!
『テンペスト』を弾き始め、やはり1曲目だからか、緊張か、
なにかなじまない感じ。綺麗だし、上手だし、美演であるけど、
ベートーヴェンっぽくはないかな?
しかし、ppからffまでダイナミクスもあるし、何しろミスタッチがない。
もっと、ゴツゴツしてて欲しい。
紗良のテンペストって感じでした。それはそれで美しいです。
2、3曲目は、プログラムに書いてないけれど、アタッカで演奏されました。
拍手を遮り、2曲目のバッハ=ブゾーニ編『シャコンヌ』へ突入。
シャコンヌ最高でした!
バッハらしい!とか、紗良の音楽が!とか、関係なく、
聴いていて、胸が熱くなる音楽でした。
最強音を奏でる度に、お尻を持ち上げて体重をかけてのfff(フォルテッシシモ)
完全にお尻が浮いてるって!!ビックリ!
シャコンヌ終盤、聴いているこっちも熱くなる演奏でした。
さすがに、ぶらぼーの嵐!!
いやぁ、良かったです。
まさに、紗羅の男性ホルモン全開!!
休憩のあとは、リスト。
ちなみに、トイレの中で、高畑勲監督を見かけました。ビックリ!
挨拶がわりの『愛の夢』は、有名でもあり、テンポも遅めでよかったです。
最後のパガニーニ大練習曲より6曲
初めて聴いた曲が多かったのですが、聴き終えた時に額に汗がじっとりと出てました。
なにか、体の芯に、突き刺さるものがあったんではないかと感じました。
ブラボーの中、何度も拍手に応えてくれたアリス。
アンコール1曲目は、自ら、曲名を伝えてくれての演奏開始。
曲の最後、雨だれを連想させるだろう、音符の下降音型。
まさに、雨だれでした。
ショパンもすごいし!
アリスもすごい!
アンコール2曲目は、座るやいなや演奏開始。
荒々しい、戦闘をモチーフにしたような曲。
曲名のようなあくまで叙情ではないけれど、男っぽくてホルモン全開でした!
『夏草や兵どもが夢の跡』・・・・・ステージには、ピアノが一人さみしそう。
みんなサイン会場に行ってしまいました。このスタインウェイで弾いてくれたんですねぇ。
のんびりとホールからロビーに向かうと、
ワールドカップで優勝したなでしこジャパンを成田で迎えるかの如く、
沢山の人だかり。
颯爽と赤のホットパンツで楽屋から出てきたアリス。
何しろ細い!
もっと食べて、肉つけないと、ベートーヴェンは弾けないぞって感じ!
何しろ、細かった。
ざっと、500人ほどか?
全てににこにこサイン!
うなぎの土用の日には、うなぎを供養するために、閉店するうなぎ屋がありますが、
サインは欲しいけど、疲れてて大変そうだなぁ、可哀想だなぁ、早く休ませてあげたいなぁ、帰ろうかなぁと思ったけれど・・・
でも、バッハのお礼を言いたくて、サインもらってきました。(ダメじゃん!)
バッハ最高でした!とお礼を言うと、ありがとうございます!と最高の笑顔!
疲れてるだろうに。
ありがとう。
紗良ちゃん!
ぜひ、バッハレコーディングして欲しいよ!!
結論:やっぱり若手の演奏会っていいな!!
続く 2015.5.16