オバマ大統領・・・よく来た!!

オバマ

 

 

人類史上初の原爆投下から数えて71年。

アメリカの大統領が、広島の地にやってきました。

原爆投下により一瞬で、非戦闘員を含む14万人

 

 

日本人の命を奪った国の親玉

やってきました。


びっくりです。

 

正直、よく来たね・・・


・・・・

 
僕の生まれた、昭和40年代。

親に連れて行ってもらった新宿のガード下に、軍服を着て

背中に血の付いたような、しかもたくさんの署名のある日の丸を掲げて、

戦争で失われたと思われる、 ひざから下を皆の目にさらしていた軍人さんがいた。

椅子に座り、お金を恵んでもらうための缶が1つ ぽつんと置いてあった。

カセットで軍歌が聞けるわけでもなく、

旧軍人さんは喋りもしない。

そもそも音がしない。


子どもながらに、

 


怖かった

 


のを覚えています。昭和40年代・・・・・・・・・まだ多少の戦後が残っていた。


 
 

平成の、

今でこそ戦後の話をしても、いつの戦争の『戦後』だと断りを

入れねばならないくらいの幸せな世の中。

しかしまだまだ、今現在も原爆の影響で苦しんでいる人たちがいる現実・・・・・

数年前、広島の原爆ドームに行った際タクシーの運転手さんとの会話で、

いまだに、隣のおじいちゃんは原爆の影響が残り、つらそうにしていると聞き、

 

物見遊山の広島見学で原爆資料館を見て涙を流し、

日本人づらしていた自分に腹を立てたのを思い出す。


 
アメリカの若い世代はともかく、

いまだに戦争終結のための原爆投下は正しかったというのが米国の大半の世論である。

 

何故?    なにゆえと読む

 

原爆投下したからこそ、戦争が終わり、無駄な殺生をまぬがれたということらしい。

(この部分、私は、アメリカ国民でないので非常に表現しづらい・・・・というか、できない)
 
オバマ広島来訪にあたり、原爆資料館の館長さんが、

大統領には被爆した学生たちの気持ちを感じてもらいたいと語っていた。

 

なるほど!!

 

何人死んだ!

 

じゃないんだ!!

 

誰が苦しんだかが??

 

重要なんだ!!

 

改めてみれば当たり前のことも、こう聞くと感慨深い。

 

戦闘員も人の子である。戦死すれば親や子、その悲しみは、はかり知れない。

しかし、非戦闘員いわゆる

女子供・おんなこども・

は犠牲者になってはならない。

 

そう!!!

  

戦争の最低限のルールとして、湾岸戦争でも、ベトナム戦争でも、
 
これは当たり前のことだろう。


・・・・・・それが、たとえ、

71年前であったにしても・・・・

 

 

 


 
そういった、恨みつらみがあるにせよ、
 
オバマさん、本当によく来てくれた。
 
素晴らしいことだと思う。
 
しかし、もっと素晴らしいと感じたのは、

我が国日本の世論調査での、オバマ大統領に『謝罪』してほしい。

とした人が、全体の14パーセントであったこと ・・・・これにはびっくりした。
 
謝罪よりも、大切なことは、来てもらうことだったのだ。

 

高貴なそして、和を貴しとする

我が日本人の国民性に感動する。

 

 
中国の新聞には、日本だけが悲劇のヒロインになろうとしている。

などと書かれたようだ。

さもありなんだ。さすが中国だ。

韓国に関しては、大統領の口から『韓国』との言葉が上ったことから、

いささか軟調であった。
 
真珠湾攻撃靖国問題慰安婦問題、北方領土竹島領土問題・・・・・・
 
解決すべき、日本の外交問題は山ほどあります。
 
日本の歴史を背負って一人の政治家が謝罪するというのは恐れ多くてできなかろうし、

独断で謝罪してもらってもそれはそれで困ります。

しかし、日本国民の多くが感じている

 

『謝罪でなく、広島に来てくれればいいんだ! 』と

 

こういった優しく素晴らしい気持ちがあれば、

すぐにとは言わないまでも、何かのカンフル剤にでも!と思ってしまう。

 

 

自分だけよければ、を地で行く中国には

当分、反面教師でいてもらえばいい。

 


 
何しろ、原爆投下国の大統領が71年ぶりに広島を訪問した事実。

日本の膠着しているアジア外交に一石を投じるオバマ大統領の壮挙であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何しろ、老婆心ながら・・・・何も起きなくてよかった。と思う。

発砲とかテロとかあったらほんと、大変だって・・・・・

 

 

 

 

2015.5.31                        続く