『不毛地帯』 第4巻 山崎豊子
1月16日から読み始めた『不毛地帯』も第4巻読了。
二日に1冊のハイペース。しかも、1冊平均600ページ。
面白いことこの上ない。
寝る時間を惜しんでの読書。
・・・幸せ。
しかし、いろいろ感ずることもある。
自分は短期間に読んでいるので問題ないけれど、
いかに面白いとは言え、
平成の29年のこの時代にしては、
意外と、
あくまで意外と、
淡々と人間ドラマが進んでいくため、
(今のドラマや小説のように、すぐに殺人事件が起こったりしない)
時間をかけて読むとすると、
専門知識、専門用語など多く、
読み始めるたびに、
多少遡らなければならなく、
億劫になってしまうかもしれない。
面白いから、そんなことないのかな?
第4巻で気づいたことは、
主人公の隠岐正が、何ページにも渡り名前さえ出てこないことがあったこと。
今まではなかったように感じます。
それだけ、ほかのキャラクターが育ってきたということか?
そして疑問も、
近畿商事、否、商社という企業は、どれだけの
交際費、接待費を使っているのか?
作品では、さもありなんですが、
料亭で一席設けたら、何万円、
芸者絡みなら、何十万円・・・・・
成功の暁には、それだけでかいカネが動くってことか?
そもそも合併の成功させたら、
仲介手数料を貰うんでしょうか?
失敗したら、なんにも出ないってこと?
あと、東京商事の鮫島は、本当は10人くらいいる?
どこにでも出てくるよね。
ドラマでの遠藤憲一さんが頭から離れません。
だって、外国での国際線のロビーで、
そんなに出くわすかなぁ?
銀座のバーで、しょっちゅう会うのは理解できます。
エンケンさん10人もいるの? 商社だしね。
千里は、竹内結子さんのイメージで読んでます。
ドラマでの小雪の顔が、どうしても能面のようで苦手だから。
僕の脳内で、松重豊に置き換わってしまい。
時々、自分で読んでいて、笑ってしまいます。
あと600ページになってしまいました。
いわゆる、『不毛地帯』ロスにならないといいけど。
今日も睡眠不足。
続く 2017.1.22